債務整理で失敗する人の特徴3つ

債務整理で失敗する人の特徴3つ

借金の返済や借金の取り立てに悩んだり、苦しんでいる方の解決方法として債務整理(厳密には自己破産や任意整理)がありますが、実は多くの方が借金の解決をしている一方で失敗してさらに苦しくなっている方もいらっしゃいます。

債務整理はカードローンや消費者金融から借り入れたお金、またはクレジットカードの支払ができなくってしまった方が債権の帳消しまたは減額を行うことを言います。

その多くは弁護士が所属する「法律事務所」または司法書士が所属する「司法書士事務所」で解決するのが一般的です。

ですが、中には”悪徳”弁護士なども少なからずいてさらに生活が苦しくなるというケースも起きています。

借金に苦しんでいる中でも債務整理を弁護士などに依頼をするとお金がかかります。
実はこの支払う金額(弁護士などへ支払う報酬)はかなり高額です。

お金がないのにお金を払う、ということで失敗することも十分ありえるので債務整理は意外にも慎重に考えなくてはなりません。
以下より債務整理で失敗する人の特徴を3つあげていきますのでもし、ご自身が該当するかも、という場合は注意してください。

  1. どの弁護士に頼んでも結果は同じだと思っている
  2. 借金は必ず帳消しになると思っている
  3. どうせ債務整理で借金解決するのでお金を借りて使っても良いと思っている

以下、それぞれ解説します。

「法律事務所ならどこでも債務整理の結果は同じ」というのは間違い

通常、債務整理は「任意整理」や「自己破産」などが行われます。
例えば債務整理の手段の一つ、任意整理はお金を借りた企業との交渉を弁護士や司法書士が交渉によって借金が減額したり、期間を延ばしたりというものです。
その際には成功報酬という形で依頼した法律事務所や司法書士に支払うことになります。

しかし、世の中には弁護士や司法書士でも悪い人はいるもので債務整理にかかるお金を高額請求することもあるのです。
または正常に示談したと見せかけてほとんど減額できなかったことにして法律事務所と貸金業者間で儲けを分け合うこともあります。

お金の世界はやっぱり怖いと思わせることが債務整理の業界にもあります。

債務整理は法律事務所や司法書士にとって”儲かるビジネス”です。
普通の人が法律相談に行くことってほとんどないですよね。
離婚や事故、相続などそれほど多くはありません。

しかし、債務整理はカードローン利用者が増えていることもあり債務整理を検討する人が増えています。
報酬も比較的多く取れますし、カードローン事業者との関係が築けていれば示談など”流れ作業”で手間がかかりません。
手間の割に儲かるビジネス、それが債務整理です。

ですので、騙せれて余計なお金を取られることは避けて、適切に任意整理や自己破産を親身になって相談できる事務所を自分で選ぶ必要があるのです。

借金は必ず帳消しにできるとは限らない

お金を借り続けて、もし返せなくなっても自己破産すればいいやと思っているとかなり痛い目を見ることになるでしょう。
実は、自己破産を始めとする債務整理は誰でも確実にできるわけではありません。

自己破産が認められないケースも存在します。
次のような場合、自己破産が出来ませんので注意が必要です。

  • ギャンブルなどに散財している
  • お金を隠し持っている
  • 生活費目的でなくお金を高額借りている、何度も借り続けている

このような場合に裁判所は自己破産を認めていません。
生活に困って借りてしまって最後返済できなくなってしまったという普通に借金苦になった場合に自己破産は認められます。
しかし、借りたお金でギャンブルに散財したり、嗜好品を購入したりすると、それは自己破産のハードルがかなり上がります。
最後は裁判所の判断になりますが、法律相談した段階で厳しいという旨を聞くことになるでしょう。

お金を隠し持っている場合も自己破産できません。
自宅や車を含めて、任意売却などでお金を返済にあてても借金の返済が出来ない場合に自己破産が認められます。
お金を隠し持っていることなど言語道断です。
自宅は売らないという個人民事再生の方法もありますが、基本的に洗いざらい自己資金を踏まえて自己破産が行われます。

どうせ自己破産すれば良いと思って借りまくっていると本当に人生が破綻します

お金を何度も借りている場合でも生活目的以外に使っているとNGです。
上記したように生活費の目的でなくギャンブル含め嗜好品を借りたお金で購入、散財しているような場合は自己破産含め債務整理ができません。

たくさんお金を借りて、いざ自己破産しようと思っても法律事務所だけでなく最後に判断する家庭裁判所も自己破産を実行することはありません。

そうなると、本当に人生の破綻が待っています。
返せないお金をなんとかしようと思っても減らないということが起こります。

できることとすれば自己破産でなく任意整理くらいでしょう。
返済額を減額する、返済期間を延ばすことによって毎月の返済額を減らすということくらいです。

散財した結果それを貸金業者と話をまとめないといけませんが、うまく示談がまとまる可能性は100%あるとは言えません。
減額できたとしても返済は続きますので本当に心改めて返済していかなくてはなりません。
後々の人生が狂ってしまうのは目に見えています。

 

以上のように、債務整理は誰でも確実にできるものでもありませんし、失敗してその後の人生が破綻してしまう可能性もあります。
お金とどう向き合うのか、債務整理を法律事務所や司法書士にお願いしようとするとき何を考えておかなくてはならないか、お金を借りた後何を考えておかなければならないかよく心に留めて行動しなければなりません。

 

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