海外の借金事情。日本以外に消費者金融やカードローンは存在しない?

海外の借金事情。日本以外に消費者金融やカードローンは存在しない?

海外では個人融資はどうなっているのか?

日本以外の国では個人への融資、貸出はどうなっているのでしょうか。
日本同様、個人としての借り入れは需要があり、貸出は行われています。

海外では消費者金融、キャッシングやカードローンの概念がない

例えば、アメリカでは住宅取得のためサブプライムローンで一時期話題となった低所得者への融資もあるように住宅ローンとしては日本と同じように住宅取得目的としてお金の貸出は行われています。
ヨーロッパにおいても住宅等への融資は日本と同様にローン商品が存在します。

しかし、消費生活のためにお金の貸出が行われるような日本のカードローンのようなものは日本以外の国ではほとんど存在しません。
所謂生活のため、消費財のためにお金を貸している消費者金融のような専門組織はありません。

ヨーロッパにおいてはお金を貸してくれるのは銀行のみと捉えられています。
ですので、日本の消費者金融と銀行とで何が違うの?と疑問に思うことでしょう。
もちろん、日本国内でも消費者金融と銀行で何が違うのか不明瞭なところがありますが、基本的には銀行しかないという認識です。

また、アメリカも含めお金を借りるというのは住宅ローンのような大きな買い物をするときだけで基本的にはカードローンというよりクレジットカード払いをするのが一般的です。
日本でもクレジットカードで買い物をするときお金を借りるという認識は薄いでしょう。
それと同じで買い物をするとき手持ちの現金がない、でもどうしても今必要という場合はクレジットカードでの支払を行います。
元々日本よりクレジットカード払いの習慣が根付いているのもありますし、クレジットカード利用のインフラが整っていたというのもあるでしょう。

現金が必要なときはどうするのか?

では銀金が必要となったときはどうでしょうか。
海外の国の人は銀行でお金を借ります。
消費財、生活費という名目で借りることができます。

日本と大きく異なるのは、銀行のみが貸してくれる機関であるということと、金利です。
海外、例えばヨーロッパでは銀行から借りる場合、銀行のカードローンとは異なり金利は数%です。
日本のように15%、20%となるようなことはありません。
ですので、基本的にはクレジットカードでツケをまわす、後払いを行いますが、現金が必要な場合は銀行から低い金利で借りることが可能です。

日本と大きく異なる貸金事情

以上のように海外と日本とでは貸金の概念が異なります。
ある意味で日本は貸金ビジネスが高度化しているとも言えますし、海外と比べてもかなり高金利なので異常であるとも考えることができます。
ですので、日本以外の国の人から見るとなんでこんなに高い金利を払う必要があるのか、また、高金利でも何故こんなに多く人がお金を借りるのかと不思議がられると思います。

元々日本では戦後お金が無い状態からスタートし、様々な国の制度でお金を借りることができました。
それが生活のために必要でした。
それが日本人として普通の感覚になって気軽にお金を借りられるという業態ができたと考えられます。

少し話は逸れますが、現在、日本の銀行は大手消費者金融と資本提携をして貸金ビジネスを加速化させていますが、海外でも融資事業を行おうとしている動きもあります。
海外に拠点を作って日本と同じように手軽にATMなどで借りられるようなインフラづくりも考えられています。
今後の動きに注目したいと思います。

返信する

*
*
* (公開されません)